東海市で将来を見据えた治療コンセプト。

局所麻酔を行うため痛みを感じることなく治療できます。

0562-39-2522 ○月火木金/9:30~13:00 14:30~19:30 水土/9:30~13:00 14:30~17:30 ※日祝祭日および学会時は休診

インプラント治療のコンセプト

インプラント治療のコンセプト

当院のインプラント治療のコンセプトは、インプラントと残存歯の位置(プラットフォーム)をそろえることにあります。主役である天然歯の邪魔をすることなく、脇役のインプラントが調和すれば、口腔内の清掃性が高くなり、歯周病の再発を予防できます。 プラットフォームを調整して均一にするには、骨造成による再建が必要になります。

当院におけるインプラント治療のコンセプト

当医院におけるインプラント治療のコンセプト

これは過去にインプラント治療を行なった80代女性の左下の様子です。インプラントの部分で問題なく食事は出来ています。しかし、インプラントと歯肉の境界は隣在歯のそれと調和せず、かなりの垂直的な落差が生じております。常に隣在歯とインプラントの境界に汚れが溜まっている状態で、これでは上手に磨くことは困難です。また、残存歯には十分な幅の歯ぐき(角化歯肉)が存在しますが、インプラントの周囲には全く存在せず、可動性の歯槽粘膜が直接インプラントと接しております。

なぜ、そこに存在していた歯を失い、インプラント治療を行うことになったのでしょうか?それは汚れが停滞しやすく、そして清掃しにくい環境がもともとそこに存在した結果、歯を失ったのではないのでしょうか?
30歳以上の80%が歯周病に罹患し、その年代での歯を失う1番の原因は歯周病なのです。そこであい歯科では、インプラント治療も歯周治療のコンセプトに準じて行うべきであると考えております(歯周病「あい歯科の歯周治療におけるコンセプト」「角化歯肉の必要性について」を参照)。
①残存歯の歯列に調和したポジションにインプラントが埋入されている
②残存歯の骨レベルとインプラントが埋入されている骨レベルが調和している
③インプラントの周囲には必要最小限(3mm以上)の角化組織が存在している
つまり、インプラントと残存歯を区別することなく簡単にきれいにできる清掃しやすい環境をいかに得るか、それがインプラント治療では大変重要であると私たちは考えております。

case1

当医院におけるインプラント治療のコンセプトCase 1

右上臼歯部の歯を歯周病にて失った60代の女性。骨の高さを失っています。

当医院におけるインプラント治療のコンセプトCase 1-2

失った骨の高さと幅を再建し、インプラント治療を行いました。歯肉のラインが残存歯と調和し、清掃しやすい環境が達成されています。

しかし歯周病罹患者への治療のため、失われた歯槽堤を外側に大きく増大する必要があり、術後の創の裂開や疼痛、そして顔面の腫脹などが起こる場合があります。

総額:2,156,000円(税込)

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当医院におけるインプラント治療のコンセプトcase2

50代の女性。歯周病が進行した初診時の右下の状態です。右下5はすでに失っており、764はかなり歯肉が下がっています。

7は、歯周組織再生療法で垂直性骨欠損を改善しました。垂直的に歯肉は高さを増しております。64は抜歯して垂直的な骨造成(垂直GBR)後、65に2本インプラントを埋入しました。FGGを行いインプラント周囲に角化組織も獲得しました。歯周病により高さと幅を失った歯槽骨にGBR(Guided Bone Regeneration:骨造成)を行い(インプラント⑤―3bを参照)、残存歯の骨レベルにあわせインプラント埋入部の骨レベルを回復し、そして7に歯周再生療法を行い垂直性骨欠損を改善することにより、残存歯とインプラントの歯肉のラインは調和しています。また、角化組織を移植することにより、清掃しやすい環境を得ることが出来ました。

7は、歯周組織再生療法で垂直性骨欠損を改善しました。垂直的に歯肉は高さを増しております。64は抜歯して垂直的な骨造成(垂直GBR)後、65に2本インプラントを埋入しました。FGGを行いインプラント周囲に角化組織も獲得しました。歯周病により高さと幅を失った歯槽骨にGBR(Guided Bone Regeneration:骨造成)を行い(インプラント⑤―3bを参照)、残存歯の骨レベルにあわせインプラント埋入部の骨レベルを回復し、そして7に歯周再生療法を行い垂直性骨欠損を改善することにより、残存歯とインプラントの歯肉のラインは調和しています。また、角化組織を移植することにより、清掃しやすい環境を得ることが出来ました。

骨造成後、創の裂開や感染の可能性があり、個人差で術後の疼痛や腫脹があります。

総額:1,210,000円(税込)

上顎洞底挙上術(サイナスリフト【Sinus Lift】)

上顎洞底挙上術( Sinus Lift )1

一般的な健全者のX線写真

上顎の骨の中には、鼻腔とつながる上顎洞( 副鼻腔 )という大きな空洞が存在します。この空洞の形や大きさには個人差がありますが、通常左右の奥歯の真上に存在しています。

上顎洞底挙上術( Sinus Lift )2

上顎洞は、卵のように中が空洞で外側に卵の殻に相当する硬い骨の壁(上顎洞壁:黄色いライン)が存在します。通常、歯を支えている歯槽骨の頂上(赤いライン)と上顎洞の下の壁(上顎洞底)は、奥歯の部位ではかなり接近しています。

上顎洞底挙上術Sinus Lift3

上顎の奥歯を支えている歯槽骨には、ほとんど骨の深さがありません。もし奥歯を失ってしまうと歯槽骨の高さは減少して低くなり、ますます骨の深さは減少します。その歯を失ったところにインプラント治療を希望された場合、骨の深さが不足しており、このままではインプラントを埋入することが困難でしょう。

上顎洞底挙上術( Sinus Lift )4

このような場合、上顎洞底を上方に持ち上げて、垂直的骨量を増大(黄色い部分)させることにより、十分な長さのインプラントを埋入することが可能となります。この治療法を上顎洞底挙上術( Sinus Lift )と言います。
上記のように、骨の深さや幅の不足により、過去にインプラントを埋め込むことができないと言われて入れ歯で我慢していた方には、骨誘導再生療法( GBR )や上顎洞底挙上術( Sinus Lift )を行い、十分な骨量を増大させることでインプラントを埋入することが可能になります。