CT撮影で得られた画像は断層画像と言います。例えばレモンの輪切りを想像してください。スライスされたレモンの輪切りを光にかざして眺めた状態を断層と言います。その輪切りされたレモンの厚みが厚いほど、内部の構造が見えにくくなります。つまりスライス幅(輪切りの厚み)が薄いほど、内部の構造が手に取るように正確に映し出されるのです。医科用CTのスライス幅は、0.5mmと厚く、歯科の領域の診査・診断には不向きです。歯科用CTは、医科用の約1/5のスライス幅での撮影が可能となります。
あい歯科では、フランスのトロフィー社のCT撮影機を導入しております。このCT機は0.076mmと世界最小のスライス幅での撮影が可能で、歯周病による歯槽骨の吸収状態のような部位の診断に向いています。